インターネットが普及したこともあり、オンラインで買い物をする人は多いですよね。注文して届いた段ボールを開ければ、プチプチ(エアパッキン)などを使って商品にキズが付かないように梱包(こんぽう)されています。このように、普段よく目にする「梱包」の仕事って、具体的にどのような内容かをご存知ですか? 今回は意外と知られていない、梱包の仕事についてご紹介します。
梱包の意味とは?
そもそも「梱包」とは、段ボールや発泡スチロール、紐などを使った丈夫な荷造りのことを言います。
これと似た言葉に「包装」がありますね。梱包が”丈夫な荷造り”なのに対して、包装は”装飾”的な意味合いを持ちます。本を買ったときやデパートで買い物をしたときなど、商品を紙で包んでくれますよね。プレゼントであれば、リボンなどでかわいらしくラッピングをしてくれますし、その場で持って帰るのであればこのような「包装」で十分だと言えます。
しかし、オンラインでの買い物や、電気屋・家電量販店などで家電を買ったときなど、買ってもその場で持ち帰れないものに関してはどうでしょうか? 当然、家まで輸送してもらうことになります。その際は包装のように、ただ紙で包まれているだけでは、輸送中のトラックが揺れたときなどにキズがついてしまうかもしれません。
そのため、外部の衝撃から保護する必要があるものの場合は、梱包をして丈夫な荷造りをするのがベストです。あなたの買ったものが、緩衝材と呼ばれるプチプチや発泡スチロールに囲まれた状態で家に届くことがあるでしょう。ダンボールを開けると、隙間を埋めるように緩衝材が配置され、商品が守られています。これはまさに、輸送中の破損などを防ぐための荷造りがされている「梱包」だと言えます。そして梱包がされているからこそ、買ったものを無事に受け取ることが出来ているのです。
梱包の仕事とは?
梱包の仕事は、出荷される商品をダンボールなどへ詰めていく仕事で、工場や倉庫、あるいは物流会社の配送センターなどで行われています。その際、入れるべき商品や、それに同梱するもの、緩衝材の種類、それらすべてを入れる順序など、あらかじめ手順が細かく決まっています。そのため、誤った手順で商品を入れないように注意しながら作業を進める必要があり、また長時間立っていることも多いので、休憩時間に十分体を休めるなど体調管理も大切です。
なお、梱包すべき商品数は日によって異なります。お中元やお歳暮、あるいはクリスマスなど買いものが増えるシーズンは、梱包するものも増える傾向があります。すなわちシーズンによって業務量に波があることが多いです。
また梱包の他にも、関連業務として「検品」や「仕分け」などがあります。それらのほとんどは分業化されていますが、職場によっては梱包だけではなく、それらの仕事を兼任して担当する場合もあります。
梱包の仕事では正社員だけではなく、派遣やバイト、パートなど、多くの方々が活躍しています。特に資格などを求めるものではないため、未経験からでもチャレンジすることができます。
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